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トップ・開発者インタビュー

2024.09.19

エンジニア集団の知見をもって医療DXに貢献したい ~ 株式会社アクシス 川野尚吾代表インタビュー

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薬局DXを牽引する主要ベンダー企業のトップにインタビューし、経営理念、製品・サービスの魅力、開発姿勢などに迫る本企画。今回は、株式会社アクシスで代表取締役を務める川野尚吾氏にお話を伺います。

川野 尚吾(かわの・しょうご)
株式会社アクシス 代表取締役
慶應義塾大学理工学部卒業後、日商岩井株式会社(現・双日株式会社)に入社し、衛星放送事業に従事。複数の子会社設立、戦略子会社への出向を経て、2006年に独立。株式会社ベストクリエイトを創業し、代表取締役に就任。2011年に同社をバイアウト後、アクセルマーク社の取締役、モンスター・ラボ社の取締役、ギークス社の執行役員を経て、2022年6月に株式会社アクシスに参画、現職に就任。

集積してきたクラウドの経験が医療分野で花開いた

――まずは、貴社の概要についてお聞かせください。

健康寿命を支える事業を創出する――。これが、アクシスルートホールディングス株式会社のパーパスです。日本だけでなく世界中の人々の健康に貢献することを目標に、ITを活用しながら医療従事者の業務を支えてきました。グループ会社の一つが、私が代表取締役を務める株式会社アクシス。クラウド型電子薬歴システムを主軸に、現在は薬局業界に特化したSaaSを展開しています。グループ会社のもう一つが、DXによりクライアントの業務を支えるエンジニア企業、アクシスイノベーション株式会社。医療関連のさまざまな受託案件に携わることで、技術的知見を広げています。グループ全体でこうした見識を共有しながら、新しいことへチャレンジし続けてきました。

――貴社ならではの特徴や強みは、どのような点にあるとお考えですか。

そもそも株式会社アクシスは、エンジニア集団として事業をスタートしました。当初はWebサイト制作やゲーム開発などの受託開発を担っており、ITに特化した人材が豊富に在籍していたので、早くからクラウドに関する知見が培われていました。かつては「手元にデータがないのは怖い」といった理由で敬遠された時代もありましたが、今ではその安全性や自由度の高さから、多くの人が日常的に使用するようになりましたね。特に医療のような分野では、災害時に重要なデータを守るという観点からも有用な仕組みだといえるでしょう。創業より数年後、懇意にしていた調剤薬局のクライアントから頂いた「オンプレミスの自社システムをもっと効率化したい」という言葉をきっかけに、本格的に医療分野に参入。2014年に、業界初となるクラウドサービスとして「電子薬歴Medixs」をリリースする運びとなりました。
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