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薬局DXニュース解説

2024.03.08

薬局の「待ち時間」は無駄ではない!医師からの処方箋をただ受け取るだけではない、薬剤師の重要な役割

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お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司は出演したテレビ番組内で、病院の近くの薬局で薬剤師から症状を尋ねられることが「イライラする瞬間」であると語った。(その後、不適切発言だったとして当事者はお詫びをしているよう)

かまいたち・山内 薬局で「全然要らん時間やな」と思う瞬間は…「さっさと薬もらって帰りたい」
医療機関で診察を受けた後、薬局で薬を受け取る際、長い待ち時間にイライラした経験を持つ一般生活者は多いだろう。しかし、その待っている時間は決して無駄ではない。
薬剤師は単に医師の処方箋を受け取って薬を渡しているのではなく、患者さんの安全を守るために様々な確認作業を行っている。だが、薬剤師の業務が調剤室の壁の向こうで何が行われているのか?、わからないため時に辛辣なクレームが入ることがある。

医師の処方が間違っていることもある

医師も人間であり、ミスをすることはある。実際、処方箋の内容に誤りがあるケースは決して稀ではない。薬剤師は、処方箋の内容が患者さんの年齢や体重、症状に適しているかどうか、またアレルギーや体質など、患者がその薬を服用することで生じるリスクなども慎重に見極める。

また、患者さんがすでに服用している薬やサプリメントとの相互作用も、薬剤師が確認する重要なポイントだ。複数の薬を服用すると、相互作用によって副作用が現れる可能性がある。薬剤師は、患者さんの服用薬を全て把握し、相互作用のリスクを判断する。
さらに、同じ薬を複数の医療機関から処方されている「重複処方」がないかどうかも確認する。重複処方によって薬の過剰摂取を防ぐためだ。

薬剤師の情報発信が、患者との信頼関係を築く鍵

薬剤師は、単に医師の処方箋に基づいて薬を調剤するだけでなく、患者さんの安全を守るために様々な確認作業を行っている。しかし、その重要性が十分に理解されておらず、待ち時間に対する不満などから、薬剤師に対する誤解や不信感も存在する。

こうした状況を改善するためには、薬剤師自身が積極的に情報発信していくことが重要だ。

・SNSやブログで、薬剤師の仕事内容や役割を分かりやすく説明する
・薬の飲み合わせや副作用に関する情報を提供する
・医療機関と連携して、患者向けの講演会やイベントを開催する

これらの取り組みを通じて、患者との信頼関係を築き、薬剤師の役割を理解してもらうことが、安全な服薬環境の実現につながるのではないだろうか?
現場薬剤師や医療コミュニケーションの専門家へヒアリングを行い、医療機関、特に調剤薬局に来訪する患者さんが、聞きたくても聞けないような、「この症状… ひょっとしたらくすりの副作用?」、「子どもがくすりを飲んでくれない・・」などの「患者さんの“あるある”」をピックアップしました。
それらをイメージしやすいようにイラストと共に動画に組み込み、最後に、忙しそうな薬剤師に気を使い質問や相談のタイミングを逃さないように「私たち薬剤師にお気軽におたずねください」と締めくくっています。
患者さんと医療者がパートナーシップを構築し、コミュニケーションを取りながら治療に向き合うことを「コンコーダンス」という。
服薬におけるコンコーダンスの実現には、薬剤師から患者への働きかけだけでなく、患者にとって質問や相談しやすい環境をつくることも重要である。

患者さん・市民向け 「かかりつけ薬剤師の職能啓発活動(動画)」

こうした素材はダウンロードできるようになっていることも多い
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