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薬局DXニュース解説

2024.01.15

調剤改定率はプラス0.16% 上昇の理由は賃上げ対応によるもの

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2024年度診療報酬改定において医師の技術料や医療従事者の人件費などに当たる「本体」部分の改定率は0.88%引き上げ、うち調剤改定率は0.16%の引き上げとなっている。

調剤報酬改定2024
調剤改定率はプラス0.16%、賃上げ対応分を明記
調剤基本料等の適正化は制度改革として実施へ
調剤改定率はプラス0.16%、賃上げ対応分を明記
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/trend/202312/582572.html

2023年12月20日、2024年度診療報酬改定の改定率が公表され、医師の技術料や医療従事者の人件費などに当たる「本体」部分の改定率は0.88%引き上げられました。

また調剤改定率は0.16%の引き上げとなりました。

今回引き上げられたのは、加算ではなく調剤基本料です。この理由としては
「平等ということを考えると、基本料以外の項目で付けた時に薬局によってばらつきがある。全ての薬局で賃上げすることを考えると、基本料は1つの選択肢になる。(基本料は)薬局を維持・運営する上でのベースとなる報酬なので、そこは基本料に付けられればと思う」
と説明されました。

筆者としては、基本料の引き上げは妥当であり、致し方ない部分が多いと思っています。
昨今の最低賃金の上昇や物価高を考えると、現状の基本料のままでは医療業界のみ、賃上げに取り残されてしまいます。医療費の国民負担は増えてしまいますが、「医療従事者だけ賃上げなし」というわけにはいかないでしょう。

引き上げられた基本料(医療費)は今後のDX化による業務効率化によって、医療業界の利益率向上によってまた引き下げられるのではと筆者は考えています。
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