医薬局総務課に「薬局地域機能推進企画官」配置へ~厚労省、新たな薬系ポスト
PNBの記事より
厚生労働省は12月22日、来年度より医薬局総務課に新たな薬系技官ポストとして「薬局地域機能推進企画官」を新設し、来夏頃の着任を予定しているという記事だ。
厚労省は2018年4月に薬局関連施策の拡大ということで医薬・生活衛生局総務課に「薬局・販売制度企画室」を新設しており、今回更なる業務拡充というところか。
新企画官は「地域医療の推進を図るための立案、総合調整役」ということで
▽夜間休日など緊急時の対応も含めた在宅医療での薬物療法の推進
▽地域の医療・介護の相談窓口機能の提供
▽健康食品を含めた医薬品などの一律管理
▽セルフメディケーションの推進
▽デジタル技術の活用などによる業務の効率化
を担うことにし、今まで薬事企画官が抱えていた業務を移管するという形だ。
在宅医療関連は既に現在進行中であるが、処方箋調剤に依存してしまっている地域薬局は、これから「対物」から「対人」、そして「対地域」へと軸足のポイントを変えていかねばならない時に、正にタイミング良く地域包括ケアシステムやセルフメディケーションの推進ポストが誕生することを歓迎したいと思う。
これから地域薬局は、再スタートを切る位の覚悟で、新企画官と一緒に「対地域」業務を推進していってもらいたいと願う。
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