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薬局DXニュース解説

2023.11.28

「東京都医師会」VS「米アップル」〜iPhoneの革新と東京都医師会の戦い〜

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アップル公式以外のアプリストアからiPhoneアプリを配信する「サイドローディング」の実現が検討される中、東京都医師会が反対姿勢を示している。

iPhoneアプリ配信の緩和 東京都医師会が反対した理由
日本経済新聞の記事になります。

iPhoneアプリ配信の緩和 東京都医師会が反対した理由
ITジャーナリスト 石川 温
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC226IU0S3A121C2000000/
政府が推進するiPhoneの「サイドローディング」問題に東京都医師会が反対意見を出した記事が出ました。
※サイドローディングとは
スマートフォンなどのモバイル機器において、公式のアプリストア以外からアプリケーションやファイルをダウンロードする行為を指します。
現在主流となっているAndroidとiPhoneにはそれぞれ公式のアプリストアが存在します。日本政府はアプリ市場の寡占状態に対処するため、サイドローディングの義務化を検討しています。
サイドローディングの義務化された場合、iPhoneではアップル以外のアプリストアからアプリを配信可能とすることで、アプリの手数料が下がり、アプリの金額も下がることが期待されています。
政府が推進する「サイドローディング」問題に対し、東京都医師会が反対意見を述べた背景には、医療DXの視点があります。

iPhoneのプラットフォームには将来的に、個人の健康情報を保存する「パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)」が導入されることが見込まれており、「外部からその体制を崩そうとすることは望ましくない」と東京都医師会は指摘しています。

この反対意見は尾崎治夫会長からの意見もあり、サイドローディングが実現すればセキュリティーの問題が出てくるとの考えから来ています。医療データの安全性とプライバシー保護の観点から、サイドローディングの導入には慎重であるべきだという主張です。

iPhoneの安全性を確保することは、医療DXの理想像の実現にとって不可欠であり、そのためにはサイドローディングの導入には慎重であるべきだと東京都医師会は主張しています。

これは、私たちがデジタル化の波に乗る中で、安全性と利便性のバランスをどのように取るべきかを考える上で重要な視点となるため、Apple社の今後の動きに注目が必要です。
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