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薬局DXニュース解説

2023.11.14

GSKの喘息患者対象LINE公式アカウントに登録してみて

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グラクソ・スミスクライン(GSK)は10月13日に、気管支喘息患者と医師との対話を支援するLINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」を開設した。
このLINE公式アカウントは、医師が患者さんの喘息コントロール状態の評価や管理状態を把握し、医師と患者さんとのコミュニケーションを支援し、喘息を良好にコントロールすることを実現するための取り組みである。
筆者も喘息傾向があり、吸入剤でコントロールした経験があるので、早速こちらのLINE公式アカウントに登録してみた。

喘息患者対象LINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」開設 GSK
このLINEに登録すると、喘息診療実践ガイドラインで喘息の状態や管理状態を把握するツールとして使用が推奨されている質問票「喘息コントロールテスト(ACT)」が利用でき、簡単に回答でき、記録することができます。

病院だけではなく、薬局の薬剤師として、服薬アドヒアランスの確認や吸入剤の指導の際にも活用できる!
そして、スコアを薬歴で管理すれば、経時的な変化を把握することができ、患者さんの支援に繋がると感じています。

記事には「本LINE公式アカウントは、喘息の診療に携わる内科医や呼吸器内科医、看護師、薬剤師などの医療従事者をはじめ、患者さんの家族や友人も、喘息患者さんをサポートし、患者さんが喘息症状に悩まされることのない日常生活を送っていただきたい、という我々GSKの想いが込められている。」と書かれており、その想いが叶うことを筆者も願っています。



今回、LINE公式アカウント「ともに歩こう ぜんそく.jp」に登録してみて、製薬企業のデジタルを活用した患者サービスイノベーターとしての取り組みの一部を体験することができました。

実際にアカウントに登録してみて、気軽に自身の喘息の状態を把握でき、時系列データをもって医療従事者に相談できることは心強いと感じています。

また、薬剤師として患者さんを支援する際にも、ACTスコアを確認しながら介入できるので、より具体的で効果的な支援に繋がると考えられます。

このLINE公式アカウントの利用による、臨床のエビデンスが出てくることを期待しています。
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