ロボットの声掛けで服薬アドヒアランス向上
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/202310/581425.html
DI Online さんの記事からです。
これから「ロボット」や「AI」といったワードを、目にしない日が無いくらい日常になっていくのだろうと考えられます。いや、既にそうなっているのかも知れません。
そんな環境下で重要になってくるヒントが、こちらのニュースには含まれているように思えます。それはシンプルなことなのですが、「Combinationの妙」です。要は組み合わせ。
実はこのサービスに登場する要素自体は、それほど目新しいものではありません。
ひとつは、「服薬を管理する電子的なデバイス」
もうひとつは、「ヒト型のおしゃべりするロボット」
前者は何年も前から色んなメーカーが発表してきた類似デバイスが存在しますし、後者はもっと前からペッパーを始め今だとOriHimeなど色んな類似ロボットが存在しています。
従って、このサービスを構成するふたつのデバイス自体は、なんら珍しくない。
それでも目的に沿ったしっかりとしたアウトカムを叩き出している点では、非常に優秀なサービス、可能性を感じさせるサービスだと言えるのではないでしょうか。
だから「Combinationの妙」だと思うのです。
それにしても微笑ましいのが、被験者のうち1人だけがロボットの声を「うるさい」と否定的な評価をしたという点。このような評価をした高齢者がいるにも関わらず、被験者のうち誰一人、実験中に飲み忘れが増えた方はいないというのが面白い。
「うるさい」と言われても、人間、他人様?から声がけを受けるというのは悪くないのかも知れませんね(笑)
リアル薬剤師さんにも参考になるかも知れません!
もちろんこのサービス、「テクノロジー」とその向こうに存在する「リアルな人」、という「Combinationの妙」をも活かしているのは、言うまでもありません。
comments