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薬局DXニュース解説

2023.10.05

リフィル処方箋機能後ろ倒しは現実的な判断

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当初、電子処方箋の中央システム側ではリフィル処方箋や口頭同意、マイナンバーカードを活用した電子署名等の機能を令和5年10月にリリース予定として、7月中旬には技術解説書をベンダに公開済みだった。10月からの利用を希望する医療機関・薬局を想定してべンダ側には早期開発が要望されていたが、工程の再調整が必要な状況となっている。

【厚労省電子処方箋WG】リフィル処方箋機能を今年12月〜来年1月に後ろ倒し
(ドラビズon-lineの記事)

厚生労働省がリリース予定だったリフィル処方箋の追加機能を再調整し、リリース予定を変更したことは、現実的な判断と考えます。
一般的にシステムベンダーが複数機能を開発するのであれば、開発リソースがボトルネックになることが多いことと、各システムのテスト検証などでバグがあった時の原因の切り分けができることから段階的なリリースをすることが普通ですが、今回は、
①重複投薬等チェックにおける口頭同意、②リフィル処方箋への対応、③マイナンバーカードを活用した電子署名、の3つが相互に関連していることと現場の混乱を重視した判断ですので致し方ない部分です。
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