かぜ薬、抗生剤も…深刻な薬不足 コロナ5類移行後の感染症急増も要因 福岡でも流通停滞
記事は九州の医薬品流通事情ですが、全国的なものであると私も認識しています。
一時は偏在なのでは?みたいな話もありましたが実態を証明することも出来ず、何の解決にもなっていません。
数年前に出荷調整情報を有志で共有する仕組みを作成している団体を医療薬学会で紹介したこともありましたが、そういうのは国の役割のような気がして、その後何かアクションがあるような話が出たようですがそれもどうなったのかはわからずという事態。
現場で手作業で取り組んでいる好事例として
1)出荷調整・品薄の医薬品は外来のオーダリングから一時的に削除
2)PBPM 咳止め(メジコン・アスべリン・レスプレンの後発も含む)薬局で在庫したもので対応
業務終了後に処方元へ事後報告
3)医薬品の分譲は一時的に凍結
4)在庫状況を処方元に毎朝報告
これってまさに災害医療ですね。医薬品枯渇時には現場で工夫して乗り切るという発想が必要でしょう。私からの提言ですが、一時的に一部ですが咳止めや抗生物質などの医薬品の在庫を医療機関や患者さんに向けてオープンにするというのはいかがでしょうか?ご意見お待ちしております。
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