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薬局DXニュース解説

2023.09.08

「かかりつけ薬局」に切り替えるチャンスは今だ!

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患者のための薬局ビジョンでは「2025年までにすべての薬局をかかりつけ薬局に」とされている。

【薬局ビジョンまでラスト改定】(1)かかりつけ指導料“立ち枯れ”の危機~「薬剤師単位」限界か、「薬局単位」と両にらみ
PNBの記事より

患者のための薬局ビジョンで「2025年までにすべての薬局をかかりつけ薬局に」と謳ったものの、かかりつけ薬局の定義がないので評価のしようがないのが現状だ。

そもそも開業医(概ね個人医師による開業)と異なり、薬局は通常複数薬剤師を抱えてインフラとして評価とすべきであったところを、当時の会議の流れで薬剤師単位となってしまったところに問題があった。
ぜひ次期改定においては、「薬剤師単位」から「薬局単位」に改め、且つ、その名称も「かかりつけ薬局〇〇料」といった名称ではなく、医師会を倣って、「機能強化加算」のような名称とし、薬局業界でも医師会のように「かかりつけ」という言葉をもっと自由に使えるようにすべきだ。

因みにかかりつけ医機能を有する医療機関で、初診を評価する「機能強化加算」の算定要件は以下のとおりである。(筆者一部省略)
①患者が受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し、必要な服薬管理を行うとともに、診療録に記載すること。なお、必要に応じ、担当医の指示を受けた看護職員等が情報の把握を行うことも可能であること。②専門医師又は専門医療機関への紹介を行うこと。③健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じること。④保健・福祉サービスに係る相談に応じること。⑤診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行うこと。

「かかりつけ薬剤師指導料」が事実上立ち枯れているのなら、本来在るべきかかりつけ薬局に切る変えるチャンスは今である。
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