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薬局DXニュース解説

2023.08.31

デジタルツールを活用した新しい在宅営業 アインHD

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アインホールディングスが福島県会津若松市での高齢者見守り支援サービスの実証事業に参画する。

【アインHD】高齢者の見守り支援サービスの実証事業に参画/福島県会津若松市の中山間地域で
こちらはドラビズon-lineの記事です。
https://www.dgs-on-line.com/articles/2244
【アインHD】高齢者の見守り支援サービスの実証事業に参画

アインホールディングスが中山間地域で展開される高齢者の見守り支援サービスの実証実験に参画すると発表しました。高齢者の見守り支援サービスは色々な地域で既に行われており、ヤクルトの「愛の訪問活動」が有名です。

アインホールディングスでは「睡眠」「服薬管理」「緊急訪問」までの一連のサービスを提供するとしています。

「睡眠」に関してはNTT PARAVITAと連携し、シート型睡眠センサーを活用します。すでに介護ベッドなどで仕組みをご覧になられた方もいるのではないでしょうか。

近年、高齢者だけではなく労働者の睡眠にも注目が集まっていますが、そこにいち早く動いたのが広島県等で薬局を展開する「オール薬局」(マイライフ(株))です。NTT PARAVITAと共同で作り上げた仕組みで、アイン薬局はその仕組みを活用する形になります。

オール薬局:「ねむりの窓口」https://owl-nemuri.jp/

取得できる情報には
・就床時刻、入眠時間、寝つき時間、出眠時間、起床時間等
・中途覚醒時間、呼吸の状態
・睡眠効率、離床回数、心拍数、活動量

純粋に「眠り」を測定するだけと思いきや、在宅医療の場でも活用が薬局として提案されています。それが「麻薬のコントロール」です。呼吸データを把握することで麻薬を利用する患者の状況把握に役立ち、医療機関からの注目も上がっていると聞いています。

2000年から介護保険制度が始まり、25年が立とうとしています。薬剤師による在宅医療の関わりも、訪問服薬管理から、さまざまな支援へと幅が広がっています。

公的保険サービスの中で、ツールの提供等や過度なサービス提案に対し、否定的な声もあることはたしかですが、薬局を運営していくためには「プラスアルファ」の提案が必要なのかもしれません。
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