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薬局DXニュース解説

2023.08.01

DXの中心は「生活者」 避妊薬に見る日米の差異の大きさ

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米国FDA(食品医薬品局)は、経口避妊薬を医師の処方箋なしに薬局などで販売することを承認した。さて日本では?

アメリカのFDA=食品医薬品局は、経口避妊薬を医師の処方箋なしに薬局などで販売することを承認しました。

アメリカでは人工妊娠中絶をめぐり国を二分する議論となっていて、共和党が強い州を中心に中絶を厳しく制限する動きが相次いでいることから、避妊薬の市販を求める声が高まっていました。

アメリカのFDAは13日、アイルランドの製薬大手ペリゴ社の経口避妊薬「オピル」を薬局やオンラインで販売することを承認しました。
DX(Digital Transformation )という言葉は、2004年にスウェーデンのウメオ大学教授であるエリック・ストルターマンらが 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という仮説に基づいて提唱した「Information Technology and The Good Life 」の中で提唱されたのが起源だと言われています。
これは「人々の生活世界を研究の中心的な焦点として認識すること」を研究したものであり、DXが生活者を中心に定義されたものであることを示しています。

日本で緊急避妊薬販売について、生活者すなわち国民の希望よりも医師会の姿勢次第という情勢を見ている間に、アメリカでは日常服用のピルもOTCに来年なり、ネット通販でも買えます。
目的は生活者が望まぬ妊娠をなくすことで、中絶をなくすことです。

なんとも日本でDXが進まない典型例に感じられました。
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