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薬局DXニュース解説

2023.07.13

ショッピングカート+センサーで脳卒中予防?

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ハンドルバーに心電図センサーを内蔵したショッピングカートを用いたスクリーニングにより、脳卒中の主な原因である心房細動を持つ人を見つけ出せる可能性が示された。
ショッピングカートを用いたスクリーニング方法は、未診断の心房細動を持つ買い物客を見つけ出すことを目的としている。
世界の診断例と未診断例を含めた心房細動の患者数は4000万人を超えると推定されている。

ショッピングカートで不整脈を検出できるようになる?
薬局を併設したスーパーマーケットのショッピングカートに心電図センサーを取り付けるというアイデアは、人々が日常的に利用する場所でのスクリーニングを可能にします。これにより、未診断の心房細動を持つ人々を早期に見つけ出すことが期待できるという興味深い取り組みだと思います。

ただし、この研究の結果からは、ショッピングカートによるスクリーニングの精度にはまだ改善の余地があることが示されています。誤検出や見逃しが多いという問題がありますので、精度の改善は大きな課題でしょう。

この取組みで重要なのは、スーパーマーケットのショッピングカートを利用したスクリーニング方法が一般の人々に受け入れられやすいということがわかったことです。

心房細動は脳卒中のリスクを高める重要な要因であり、早期に発見し治療を開始することが重要です。しかし、心房細動は無症状であることが多く、診断が遅れるケースが多いのが現状です。
このような日常生活の中でのスクリーニングが一般化することで、心房細動の早期発見と脳卒中の予防できる世の中がくるのかもしれませんね。
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