OpenAIに行政指導 個人情報保護委、取得手法に懸念
日経新聞の記事の通りで、個人情報をどのように取り扱うかは重要なポイントです。
個人情報保護法や臨床研究法などで医療で取り扱う機微情報はかなり規制されているのが実情です。私たちが日常使用している電子カルテやレセコン・電子薬歴情報もそれに該当しますので、生成系AIの教師データとして利用されることはまずないのですが、何かの間違いでデータが流入してくる可能性はゼロではないでしょう。
対応と対策
・誤った情報や、本来公開してはならない情報の入手の制限
・機微情報の迅速な削除とルール
このように入口と出口を制御すれば何とかなるというのは少し楽観的ですが、医療データを正しく活用・解釈ができるような社会の妨げになってしまってもいけません。緩すぎず、制御しすぎずというスタンスが良いでしょうね。
これからの医療人の仕事の一つとして
・生成系AIに用いられる医療・個人情報を監視・管理する
・医療に関するファクトチェック
私たちの仕事がいろいろなものに置き換わってくるだけでなく、新しい仕事の創造につながっていけば面白い世界になるはずです。
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