負担と効率化、議論を急げ -財源論後回し、裏付け欠く-
日本経済新聞の記事です。
超高齢社会を超えた、超々高齢社会の日本で医療給付と財源の問題は兼ねてより課題に挙げられていました。当然ながら財源は無限ではなく有限です。適切な給付と効率化による削減が必要になってきます。いま医療業界に求められる医療DXは医療のICT化の提唱ではなく、ICTを活用しどのように効率的な医療を進めていくのかの「トランスフォーメーション」です。新たに始まる電子処方箋システムは処方・調剤情報のリアルタイムが目的であり、これにより重複投薬・相互作用防止、頻回受診の抑制などこれまでアナログゆえに起きていた歪みを大きく是正します。財源失くして医療提供施設の運営は出来ません。財源を増やすには社会保険料・消費税の増加が必須となります。医療DXを受け入れるか、国民の負担増を受け入れるのかいまこの選択が求められているのではないでしょうか。
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