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薬局DXニュース解説

2023.03.28

ロボット調剤の未来は払出形態に掛かっている。

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ロボット調剤技術で薬局の未来を創造する。株式会社メディカルユアーズロボティクスを設立。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000100428.html


PR TIMES さんの記事からです。

ついに!という感じですね。
保険薬局企業からロボット薬局の企業が誕生する。
現場をよく知るわけですから、ある意味これ以上に強い立場はない。
そういえば、ピッキング鑑査システムのメーカーさんにも同様のケースがありますね。

先日、自分のメールアドレスに欧米のマーケティング会社から、
グローバルにおけるPharmacy Automation Market のリポートについて
販促メールが届いていました。

その目次を見ると、トップ3らしき企業がBD, Omnicell, YUYAMAとある。
もちろん日本の他メーカーさん2社もリストにはちゃんと載っていて、
全部で18社のメーカーリポートというわけです。

10年後、20年後の同リポートに今回の本記事に載っている薬局発企業が、
載っていたら面白い世の中になっていそうですね。

このリポートの18社の面々を眺めていると、あることに気付きます。
欧米企業だったり、アジア企業だったりが混在していることに。
従って、ラインナップしている製品には、かなり違いがあるのだろうと思うのです。

調剤機器・ロボットというカテゴリーの製品は、
当然ですが各国の調剤事情、特に払出の形態に大きく左右されます。
もうこれはサイエンスというよりも、一種のカルチャーみたいなものだと思っています。

どれが良いとか悪いとか、優劣で語れるものではない。
但し、調剤機器・ロボットはその形態にアジャストしなければいけないのは間違いない。

そう考えた時に、今の日本市場でピッキング(取り揃え)作業だけ行うにしても、
箱出しロボットではその先の手作業を担保することは出来ないという
ボトルネックというか、運用上の限界は、残る。

そう考えた時に先ほどのマーケティング・リポートではないですが、
将来の日本の調剤払出形態にどのような変化・進化があるのか?に想いが至ります。

ひょっとして、今とは違って「箱出し」は本当に出現しているのだろうか?
そのような未来があるのならば、日本市場における箱出しロボットの先駆者として
本記事企業さんは燦然と輝く先行者利益を得る可能性も、ある。

グローバルの調剤と、ドメスティックな調剤それぞれの払出形態が、
それぞれ良いとこ取りをして、新たな時代の幕開けがあるのか?

皆さんはどのような未来を描きますか?
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