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薬局DXニュース解説

2023.01.26

デジタル治療の有効性(パニック障害、PTSD)

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パニック障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対するデジタル治療であるCapnometry Guided Respiratory Intervention(CGRI)の臨床的ベネフィットに関する論文が発表された。

原著論文:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9712796/

パニック症やPTSDに対するデジタル治療の有効性
この論文の中で、CGRIは有意な症状改善効果と良好なアドヒアランスが期待できる治療介入であることが確認されていた。これらの結果を踏まえ論文の著者らは、パニック障害・PTSD患者に対するCGRIは、短い治療期間で良好なアドヒアランスを示し、臨床的ベネフィットに優れることから、有望な治療オプションとなりうるとしている。

論文の中で興味深いのは、患者の状態や希望に応じて担当コーチとのコミュニケーション方法を選べる点にあると考えている。
具体的には、インタラクティブなビデオ通話、電話、テキストによるコミュニケーションである。パニック障害やPTSDといった疾患を考えれば、コミュニケーションに選択肢があることは大変有用であると私も考える。

近い将来、日本でもCGRIが保険適用になった場合、薬物療法と組み合わせて使われることが想定され、ますます注目であることは間違えない。

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