OTC類似薬保険除外は薬剤師主導の薬剤管理強化への転換点となるか――制度設計の課題と削減より最適化を目指す薬局の可能性

維新を中心とした政府の検討により、OTC類似薬の医療保険除外が議論されている。しかし、入院・在宅・外来での扱いの整合性や混合診療の問題など、制度設計には多くの課題が残る。医療費削減ありきではなく、薬剤師によるお薬手帳を活用した市販薬を含む一元的な薬剤管理や残薬管理の強化こそが、ポリファーマシー改善と真の医療費適正化につながるのではないか。現場の視点から薬局・薬剤師の新たな役割を考察する。