院外処方の点数、院内の約7倍に「なぜ?」~中医協、「病薬不足の要因」と再検討を求める声も~
https://pnb.jiho.jp/article/243916
2025年7月17日PHARMACY NEWS BREAKより
服用時点の異なる内服薬が2種類、28日分処方されたケースで掲示されており、院内調剤の場合は「32点」、院外調剤の場合は「238点」となり、その差は7倍としています。
この資料を踏まえ委員からは「薬剤師による同じ業務で対価で差がつくのがわからない」と指摘し、「これだけ差があることを患者がメリットとして理解できているのか、いま一度検討する必要がある」と提案しています。
院内調剤と院外調剤の報酬差は、過去から長きに渡り報酬改定の場でも議論されてきました。しかし、私の記憶が確かなら、令和6年度改定における議論では、一切触れられていなかったかと思います。
なぜいまこのタイミングでまたこの話題が出てきたのか、そして厚労省はこのスライドを入れてきたのか。
次回報酬改定に向けた、ネタ仕込みのようにも感じます。
資料が提示された「入院・外来医療等の調査・評価分科会」の委員には、日本医師会を始めとした病院関係者および薬剤部長はいますが、日本薬剤師会からの委員はいません。
この議論は今後どう展開されていくのか目が離せません。
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