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薬局DXニュース解説

2025.06.06

健康増進支援薬局に経済的インセンティブを

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改正薬機法が可決され、具体的運用のための省令づくりの議論が始まっています。
令和7年6月4日には厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会が行われ、法改正の概要と論点の整理が行われました。

今回の法改正で「健康サポート薬局」が薬局認定制度に盛り込まれ名称を「健康増進支援薬局」となります。
具体的な認定基準は他の認定薬局と合わせて、これから議論が進められています。

その骨子はすでに「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で議論が行われています。

■ 厚生労働省 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/iyaku_36865.html

薬局認定制度の大きな課題として、認定薬局数の伸び悩みが挙げられます。

■ 令和7年3月31日時点
健康サポート薬局     ・・・ 3,188軒
地域連携薬局       ・・・ 4,208軒
専門医療機関連携薬局 ・・・   208軒

法改正に関する国会審議では、地域医療における医薬品提供や健康増進支援薬局の認定制度に関し、スライドの通り指摘が出ています。

そしてその中で注目すべきポイントが「健康増進支援薬局を増やすために、経済的インセンティブについて検討すること」と記載しています。衆議院・参議院の附帯決議の中にも「適切に診療報酬上の評価を行うこと」と記載されています。

7月になれば、次回改定に向けた中医協第1ラウンドがスタートします。報酬改定は中医協マターといわれていますが、国会での指摘は、中医協の上位の場に位置するため、影響力を持つのが「附帯決議」です。

次回改定に向けて、何を準備しておくのか少しづつヒントが出てきたように思います。
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