弊社では毎月薬局経営に関するセミナーを開催しています。2010年1月から開始し、東日本大震災や新興感染症による休止もありましたが、本年で15年目、160回の開催を超えます。毎月3名の講師をお呼びし、5月23日、24日に開催したセミナーでは、デジタル庁から講師をお呼びし、「マイナ保険証と医療DX」というテーマでご講演をして頂きました。今回はその講演内容の一部を共有させていただきます。
なお、今回の講演資料については、デジタル庁の意向もあり、当社のホームページで要約とともに公開をしております。
【デジタル庁 講演資料と要約 (Kaeマネジメント)】
https://www.kae-management.com/digital/
■マイナナンバーカードは技術的にとても優れている
マイナンバーカードは世界最高水準の電子認証基盤であり、ICチップに内蔵された電子証明書により、インターネット上で本人認証が可能と国際的に高く評価されているカードです。
認証方式には多要素認証を採用しており、アメリカでの認証基準においても高いレベルを獲得し、セキュリティーも担保されています。
■医療分野における活用の拡大
マイナンバーカードの保険証認証は既知のとおりですが、いま救急医療での活用が注目を浴びています。「マイナ救急」として2024年度に試験実施され、2025年から全国展開が予定されています。救急隊員がマイナンバーカードを読み取ることで、「かかりつけ医療機関情報」「薬剤情報」「基礎疾患情報」を即座に把握でき、適切な搬送先や初期治療の迅速化を可能としています。
■スマートフォン対応、マイナポータルの拡充機能
2025年からスマートフォン対応が始まり、年齢確認などの本人確認としての利用が始まります。FaceIDやTouchIDとの連携で、従来の4桁暗証番号入力が不要になるなど、利便性の向上が期待されています。
マイナポータルも日々改良が進められています。26種類の行政手続きがオンラインでできるようになっています。特に引っ越し手続きは、従来必要であった転出届の取得が不要になるなど、手続きの簡素化が実現されています。
一方で、セキュリティ対応は日進月歩で、マイナンバーカード開始から10年が経過し、暗号技術の更新時期を迎えているそうです。セキュリティの継続的保持のために、次世代カードの検討が進められています。
この続きはぜひ、資料とともに弊社ホームページをご確認くださいませ。
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