こちらは日本経済新聞の記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA285AN0Y5A120C2000000/
医療費支払い、ずさん審査 厚労省所轄の団体が職員処分
国の進める医療DXの一つに「支払基金改革」があることはあまり知られていません。
現在改革が進行中ですが、全都道府県にあった事務所を支部に集約化し、効率化を進めることで運営コストを軽減を目指しています。
また審査業務に「AI」を活用することで、全国統一ルールの作成、審査業務の負担軽減を図るとしています。
支払基金ホームページ
https://www.ssk.or.jp/aboutkikin/s_kaikaku/special_r0410.html
今回の記事ですが、「審査を行う職員が自前システムツールを使用しずさんな審査をしていた」という内容です。
審査業務の大半は自動化しているものの、医療費が高額なものなど1割程度は、職員が目視し確認をしています。
その際に、レセプトを映した
パソコン画面を1秒以上みることを義務付けしています。
今回処分となった職員は、「一定の秒数が立つと自動的に画面上の書類のページをめくる」ツールを開発し運用。ツールは共有フォルダーでほかの職員にも使えるようにし、調査では290名の職員が使用していたようです。
作業は自動で進むので、ツールを起動したまま離席することもあったとか・・・。
ある意味、デジタルトランスフォーメーションともいえることですが、これでは本来の職務がまっとうできているとは言えません。
約3年近くもそんな状態で業務が進んでいた管理体制にも疑問が残ります。
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