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薬局DXニュース解説

2025.02.12

リフィル処方箋が過去最高値(2024年6月)

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日本システム技術株式会社の2025年2月4日「リフィル処方箋の普及状況と医療費削減効果」の調査結果によると2024年6月のデータ分析によりリフィル処方箋の発行枚数が過去最高となったことがわかったようです。

リフィル処方箋が知らない所で増えている

そう感じた方も多いのではないでしょうか。大事なのはその内容です。
リフィル処方箋の導入は2022年度診療報酬改定からです。
約1年後の2023年3月時点において「0.05%」にとどまっていたリフィル処方箋ですが、2024年6月の薬局での応需は「0.125%」と2倍超になったという内容です。

月間枚数は変動があるので単純に比較できませんが、日本薬剤師会が公表している「保険調剤の動向」にある情報を基に推測してみます。2024年6月データはないため、2023年6月の処方箋枚数を参考にします。

2023年3月
処方箋枚数 75,461,055枚
リフィル処方箋 37,730枚 (0.05%)

2024年6月 (枚数は2023年6月で試算)
処方箋枚数 64,296,190枚
リフィル処方箋 80,370枚 (0.125%)

実際の数字を当てはめてみないことには判断できませんが、6月は比較的処方箋枚数が少ないため、すこしパーセンテージから推測すると少し上振れするように思います。実際の枚数ベースで見なくては増えたとは言い難いところでしょうか。

とはいえ、「2倍超増加した」と言っても基準が少なければ、微々増でもパーセンテージでは大きく出ます。
処方箋発行総枚数からすると、1薬局1枚受けるかどうか程度です。

残念ながらまだまだ普及しているとは言い難い状態です。

日本システム技術株式会社
https://www.jast.jp/seminar/21753/
「リフィル処方箋の普及状況と医療費削減効果について」



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