地域のデジタル街づくり、「実験ありき」7割で成果なし
この記事では、国主導のICT(情報通信技術)を使う「デジタル街づくり」の試みがつまずいていると報じられている。
例えば、奈良県葛城市の実用化の取り組みでは、活動量計データを基に保健師が高齢者に健康指導する実験に臨んだが、市民のニーズが少なく打ち切りになっている。また、沖縄県久米島町では、携帯端末を介した農家とホテルの作物売買の実験に臨んだが、高齢者が多く利用が進まず停止と伝えられている。
これらの先行事例は、薬局DXを推進する上でも参考になると思う。そして、このような失敗事例を失敗のままにしておいたことが、日本のデジタル化の遅れの根本的な原因のひとつと考えている。この記事にあるような失敗は、医療・薬局DXの推進においても容易に想定できる事例である。
是非、教訓として頂き、皆さんがDXを推進する際の参考として頂ければ幸いである。
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