icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

薬局DXニュース解説

2024.11.29

乱用薬のネット販売制限に反発

  • facebook
  • twitter
  • LINE

11月25日に開催された規制改革推進会議「健康・医療・介護WG」で濫用の恐れのある医薬品の販売制度について議論が行われました。

こちらはPHARMACY NEWS BREAKの記事です。
https://pnb.jiho.jp/article/239818
乱用薬のネット販売制限に反発 —規制改革WG、「対面関与」の効果疑問視も-

厚労省はインターネット販売は「20歳以上」「小容量」の場合に限るという案を出しましたが、「合理的な理由がない」として再考を促す意見が多く上がったとのことです。

WGの動画はYouTubeでも確認ができます。
https://www.youtube.com/watch?v=hXFxaEFuQ4k

規制改革に関する議論は、色々なところで行われていますが、その多くで当事者である「薬剤師」の存在がない(少ない)場所で議論されていることに危機感を感じています。

このWGにおいても医師の専門委員は複数名いますが、薬剤師の姿はありません。
「厚労省VS改革派」といった構図になっているのを毎回目にします。

「適切な購入、適切な使用」というモラルが前提ですが、近年多発している薬物乱用問題はモラルハザードしている結果とも言えます。

議論の中では「規制が一部の乱用者のために、90%適正に利用している消費者のアクセスを阻害していけない」という意見が出ていましたが、若年層における市販薬のオーバードーズが急増している実態とどう向き合っていくのかが問われます。

薬剤師の委員がこの場にいることによって、「何かが変わるのか」というメンバーではありますが、やはり法で定める薬のプロフェッショナルとして、この場に薬剤師がいないことには疑問を感じずにはいられません。
  • facebook
  • twitter
  • LINE

RELATED