こちらは日本経済新聞の記事です
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84712090R11C24A1L92000/
埼玉・川越にオンライン専門薬局
クオールホールディングスがKDDIが運営する「au薬局」と連携し、オンライン専門薬局を開局したという記事です。
オンライン専門薬局については、北海道のナカジマ薬局が先駆的に取り組んでいますが、こちらは「オンライン調剤センター」と呼んでいます。
【ナカジマ薬局 HPより】
https://www.nakajima-phar.co.jp/news/15525/
オンライン診療やオンライン服薬指導が普及するかどうかは色々と課題が多いように思いますが、ちょっと気になるのが「オンライン専門」という表記についてです。「細かなことは気にしない」といってしまえばそれまでですが、この「オンライン専門薬局」については、日本経済団体連合会やIT団体連盟が「オンライン営業に特化した薬局業態の容認」をl規制改革で求めています。
【ドラビズon-lineの記事より】
https://www.dgs-on-line.com/articles/2274
これに対して厚労省は「規制改革ホットライン処理方針」にて
「オンライン服薬指導を行おうとする場合においても、その過程で薬剤師が対面への切替を必要と判断する場合や患者が希望する場合には対面で服薬指導を行うこととなるため、対面で服薬指導を行う体制の整備が必要」
とした上で、オンライン専門薬局の開設に対し「対応不可」という回答をしています。
【規制改革ホットライン処理方針】
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/240328/medical02.pdf
厚労省は対応不可、すなわち認めないという回答を出したにも関わらず、今回は許可が出てしまったというところをどう対応するのでしょうか?
調剤のビジネス化が止まらない、そして止められない。
敷地内薬局同様に後手後手となってしまうのか。「どうする厚労省」
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