マイナンバーカードもってますか?、筆者は新しい物好きでもあるため、マイナンバーカードを早くに取得し、もらえるポイントはしっかりゲットし、マイナ保険証への切り替えも済ませている。そして個人的に受診する際にはマイナ保険証をドヤ顔で出すわけだが、いまだ窓口でこんなやりとりが少なからず発生する・・
マイナ保険証制度が導入されて久しいが、まだまだ資格確認端末は設置は進んでいるとは言い難い。私も「早く入れたほうがいいですよー」とは言うが、動きは鈍い。
一方、政府の意気込みとは裏腹に当初はマイナ保険証を使用すると受益者負担の原則で患者側のほうに負担がかかるという、普及させたいのか、したくないのかわからない、ちぐはぐなスタートであったことも事実ではあるが、先日の中医協で期間限定ではあるが、従来の健康保険証を使った際の受診料を2023年4月から12月の期間限定で上乗せする案をまとめた。つまり従来の保険証を使用すると割高になる価格差をつけて普及を即す目論見のようだ。
従来保険証、負担6円増に
厚労省、マイナ保険証の普及巡り
何ふり構わない政府も本気だ。半ば強引に患者側の対応が進めてきている。そうなると次のターンは医療機関側だ。本音ではギリギリまで導入遅らせたいところだろうが、ここは注意して欲しい。導入を決めても、資格確認端末の納品が遅れる可能性があるからだ。
折からの半導体不足のニュースはご存知かと思うが、当然、資格確認端末も多くの半導体が使用されている。メーカーの選択肢はあるが、あまりにもギリギリだと、納品が間に合わない可能性もある。また機器のセットアップやレセコンなどとの連動、事務員の操作の習熟なども考慮すると、まだ設置していない施設は年明け早々にでも手配をかけたほうが良いだろう。
そして気になる、もし4月に間に合わない場合だが、2023年4月以降オンライン資格確認出来ない医療機関は保険診療停止という話も漏れ伝わっている。原則義務化というのは、意外と恐ろしいのである。
確認端末が不要になる選択肢は無いので、必要な投資と割り切るしかないだろう。なにより遅れることのペナルティを考えれば導入を遅らせて特をするメリットはないといえる。
中医協でも了承されました。いよいよマイナ保険証の普及に向けて政府はある程度の国民からの反発を受けながらもスタートする方針のようです。