介護DX、性能偏重に落とし穴 現場との一体開発模索
「介護DX、性能偏重に落とし穴 現場との一体開発模索」2022.11.10 日本経済新聞より
9月に東京大学で開催された「日本ロボット学会」の学術講演会では、介護DXの課題を指摘する声がこの分野の研究者から相次いでいたとのことだ。
介護DXに求められる要素は効率化や使い勝手だけではなく、「ウェルビーイング(心身の健康や幸福)」の視点が欠かせないとある。これは薬局DXにも求められる共通の視点であると私は考える。
介護DXでは「開発者が想定する介助者の体の動きと、実際の介護現場での動きが異なることが多い」といった指摘がある。そのため、開発の初期段階から、現場に寄り添い利用者の声を採り入れる工夫が欠かせないわけであるが、このことは薬局DXで使用される様々なソフトやハードを開発する場面でも重要で、実際に医療現場で働く薬局・病院の薬剤師の視点が不可欠であり、お互いが歩み寄る姿勢が重要と考える。
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