記事ではOECDが2022年に実施した各国学校のICT環境の調査結果について伝えている。
パソコンやタブレット端末、教育用学習ツールの利用しやすさをまとめて指標で比較すると、日本はOECD加盟国中5位であるとのこと。では、日本より上位の国はどこなのか。1位はスイスで、2位スウェーデン、3位アメリカ、4位オーストラリアとのことである。
また、日本のインフラ面での課題として、インターネットの速度が遅いといった課題はあるが、世界のトップクラスにいるようだ。
しかし、教育学習用ツールの利用度合い「全て、またはほとんどの授業でデジタル機器を使う」の回答では、日本は29カ国中、国語と数学で順位がそれぞれ23位と19位とのことである。
この利用度合いが低い理由として、デジタル技術を駆使した授業に不慣れな教員が多いことが一因として挙げられている。
今回、教育DXの記事を読んで、医療DXと共通の課題があると考えている。
既に国民にはスマートフォンを中心としたデジタルデバイスは普及しているが、医療を受ける側、提供する側の双方において医療への活用が不慣れなのだと考えている。
今回の日経新聞の記事のタイトルに「宝の持ち腐れ」とあるが、私は決して宝の持ち腐れではないと考えている。ここまで環境整備が整ったのであれば、あとはtry & errorを積み重ねて、成功体験を増やしていくことが重要です。
指導者の育成は急務であるが、「AI戦略2019」の中で道筋は出来ていると考えています。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg7/20191101/shiryou1.pdf
宝の持ち腐れにならぬよう、失敗を恐れずチャレンジしていきましょう!
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