在宅医療を遠隔システムで変える、静岡・磐田の安間医師
静岡県磐田市の「えん在宅医療クリニック」院長、安間章裕さんが、遠隔モニタリングを通じた医師の負担軽減と在宅患者への即応を目指し、IoTを活用したシステムを開発しました。これは、医師が24時間365日の対応を求められる在宅医療の現状を変える取り組みになるでしょう。
安間さんが開発したシステムは、腕時計型の専用デバイスを患者に着けて、脈拍や酸素飽和度、血圧などのバイタルサインを測定し、異常を検知すると医師に通知が届き、対話アプリ「LINE」により問診ができるというものです。これにより、医師は容体の急変を離れた場所からでも把握可能となり、往診のタイミングを数日前倒しすることでリスクも減らせるといいます。
安間さんはまた、患者が住み慣れた自宅で過ごすことができ、病院側も計画的に診療できるという在宅医療のメリットを認識し、その推進に力を注いでいます。そして、その究極の目標は在宅医療の自動化。人工知能(AI)が支えて経験の浅い医師でも最適な診療を提供できる未来を描いています。
このようなデジタル技術の活用は、在宅医療に関わる医師の負担軽減に繋がり、より多くの医師が在宅医療に従事するきっかけとなるでしょう。医療DXの進展が、在宅医療の新たな可能性を切り開く一歩となることに期待したいと思います。
デモ画面
引用元:
Healthcare Ecosystem株式会社|プレスリリース
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