以前より厚生労働省からは、薬局や医療機関の受付で「マイナンバーカードをお持ちですか」と声を掛けるよう勧めている。
そして、各都道府県における声掛けをきっかけにして切り替えた割合とマイナ保険証の利用率との間に一定の相関のあることも示されている
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001217026.pdf
したがって、今回公開された「マイナ保険証促進トークスクリプト」を利用することで、受付時の声掛け時の対応がスムーズになり、医療現場の負担を軽減したかたちで、マイナ保険証の利用促進につながることを期待したい。
マイナ保険証の利用促進に対するインセンティブによって、明らかに医療機関、薬局での声掛けの頻度が増加していると筆者も感じている。
そして、この声掛けにより、一程度の利用率の増大が期待できると予測している。
今回のトークスクリプトの中にはマイナ保険証を利用することのメリットを説明しているが、国民の知りたいことは、本当にトークスクリプトに書かれている内容なのだろうか??
やはり、国民の関心は、マイナ保険証の利用による個人情報の漏洩などのデメリットが払拭されているのか?という点にあるのではないだろうか。
マイナ保険証の声掛けと同時に、マイナ保険証の利用に対する国民の声を吸い上げ、厚生労働省へフィードバックすることも大切であると考えている。
マイナ保険証の利用により全ての国民が安全・安心で、便利により良い医療へアクセスできることを期待したい。
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