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薬局DXニュース解説

2024.03.06

医療データの闇取引 DeNAの医療データの第三者への有償提供が医療現場に与える深刻な影響

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ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社2社が自治体から取得した医療データについて製薬会社や保険会社に有償で提供している事実を認めた。DeNAは従来、営利を伴う目的外利用の疑惑を否定していた。

【スクープ】DeNAが医療データの「第三者への有償提供」を提供自治体に認める!目的外利用で個人情報保護法違反か
DeNAの子会社2社(データホライゾンとDeSCヘルスケア)が、自治体から取得した医療データを製薬会社や保険会社に有償提供していたことが発覚した。 これまでDeNAはダイヤモンド・オンラインのスクープに対して目的外利用を否定していたが、自治体への説明では事実を認めた。これは医療者にとって、この問題は深刻な影響を与えかねない。
今回の問題では、医療者視点で見たとき以下の点が特に問題と考える。

1. 患者情報の漏洩リスクと医療への不信感
匿名加工しているとはいえ、医療データには患者の保険証番号や病名、処方薬等の情報が含まれていると思われ、患者の許諾を得ずに営利企業が目的外使用していたとすれば、患者の医療への不信感を高める結果につながる。

2. 医療の発展を阻害するデータ利活用の不透明性
医療データは、臨床研究や新薬開発、公衆衛生、医療サービスの向上に役立てられる貴重な資源である。しかし、DeNAのような不透明なデータ利活用が横行すれば、医療関係者からのデータ提供意欲が低下し、医療の発展を阻害する恐れがある。

3. 医療現場の負担増加と倫理的な問題
医療者は、本来の業務に加え、データ提供に関する事務作業や患者からの問い合わせ対応に追われることになる。また、患者情報の取り扱いに関する倫理的な問題も浮き彫りになり、医療現場の混乱を招く。
医療者と患者間の信頼関係を築き、安心して医療を受けられる環境を実現するために、「医療データは患者から預かっているのものである」という意識を持ち、高い倫理感の元で適切な取り扱いが必要です。
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