「ドコモの電子お薬手帳撤退で考えてしまうこと」
日経DIさんの記事からです。
これ、私が調剤(調製)の外部委託について危惧していたパターンのうちのひとつでした(苦笑)。
市場原理的を自らのエンジンとして動く組織に公益的なプラットフォームを任せ切ってしまうと、どうしても好まれざる「撤退」はあり得るんですよね。
ただ、本件は電子お薬手帳の話なので、ここではデジタルなプラットフォームについてひとことだけ。国民のヘルスケアに関するデジタルデータは、当たり前ですが乱立するよりも一元的に運用できた方が良いに決まっていますね。
セキュアな環境についての不安はよく耳にしますが、「一元化」という当たり前の有効活用条件は、あまり焦点になって来なかったような気もします。国が進めるマイナ保険証でどの医療機関でも薬剤情報や特定健診情報が閲覧できれば・・・良いに決まっています。公益性の際たるものだと思うのです、ヘルスケアデータというものは。
今回のNTT docomoさんの撤退がどう決断されたか?外からは伺い知れませんが、ひょっとしたら、「一元化」が進むその先を見たのかも知れないと思うのは、私だけでしょうか?
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