「第16回くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」の調査結果報告書
2022年11月に日本製薬工業協会より、「第16回 くすりと製薬産業に関する生活者意識調査」の結果が報告された。
処方された薬をもらった時に、医師や薬剤師に「必ず質問していた」のは4.3 %、「質問したことが多い」のは19.3 %と2層を合計した「積極層」は23.6 %であり、前回調査から0.4 %減少したと報告している。
一方、医師・薬剤師以外からの情報源は「インターネット(ウェブサイト)」が53.8 % で突出しており、21年と比較しても12.5ポイント増と大幅増であったと報告している。
この結果からも、ウェブサイトでの適正な医薬品情報の提供や玉石混交している情報の整理が急務であると言える。そして薬局DXを進めていく上でも、デジタル化の推進と新たな媒体の活用により、正しい情報やデータをどのように患者や国民へ届けるのかを薬剤師ひとりひとりが考えることが重要である。そして特に強調したのは薬剤師だけではなく、行政・医療・教育など幅広い分野で連携し、DXを活用した新しい価値を持った処方薬の情報源を構築することが重要なのだと考える。
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