くすりの窓口の堤社長「処方箋ネット予約で薬局効率化」
「くすりの窓口」が10月4日付けで東証グロース市場に上場することが決定し、堤幸治社長へ事業内容や成長戦略をインタビューした記事になります。
▼くすりの窓口
・市場区分 :東証グロース市場
・上場予定日:10月4日付け
・公開価格 :1,700円
・公募株式数:180万株
・売出株式数:100万株
2004年設立。希望の時間に薬局で薬を受け取れる「処方箋ネット受付」サービスを提供する薬局・ドラッグストア検索サイト「EPARKくすりの窓口」や、患者が無料で使えるお薬手帳アプリを運営。
堤幸治社長によれば、「くすりの窓口」の強みは、国内の約3割にあたる2万店舗と連携し、薬局検索や処方箋のネット予約システムを提供していることです。さらに、余剰医薬品の流通を助けるマッチングサービスも展開しており、これが同社のもう一つの強みとなっています。
上場の目的は、薬局や病院が持つ処方箋などのデータをクラウドに上げ、社会からの信頼を高めること。これにより、医療機関から安心してデータを預けてもらえる環境を整備するとのことです。
公募による調達額は約28億9,100万円で、この資金はお薬手帳アプリの機能強化などサービス向上に向けたシステム・ソフトウェア開発に充てられます。そして、今後の目標として、5年後には導入薬局数を3万を超えることを掲げています。
これらは医療業界のDX、デジタル化をより推進していく取り組みとなることは間違いありません。
今後の「くすりの窓口」の動きに要注目です。
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