米動画視聴、配信が主役に
利用時間CATV・地上波超え コロナ禍機にシフト 値上げ増、客離れ懸念も
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74317550Z00C23A9EA5000/
日経新聞の記事より。
新型コロナウイルス禍での巣ごもりを機に、ハリウッド映画から海外ドラマまで見放題の配信へのシフトが一気に進んだというニュースだ。2023年7月のテレビ総視聴時間に占める割合は配信が38.7%で最も高く、CATVと地上波の合計が初めて5割を切ったようだ。
地上波よりも主流のCATVのコードを切って契約をやめ、配信に乗り換える人を「コードカッター」と呼ぶそうだが、どんどん安価な配信に移っているということだ。
ただ配信はコンテンツの獲得やマーケティングコストといった先行投資が重くのしかかってきており、市場の拡大期には安い会員料金で加入者数を伸ばすことを最優先にしてきたため、ディズニーなどは配信の営業赤字が続くなど、継続的なビジネスモデルとしては厳しい現実もあるようだ。
このニュースから私たちが学ばなければならないことは、生活者というのは無情なもので、例えば映画を観るという行動を選択した場合、CATVに落ち度があるとか、サービスが悪いという理由からではなく、単に新しいサービスが”便利”で”安価”であるという理由で、サッサとサービス提供者を切り替えてしまうという事だ。
医薬品供給も同様に、薬局利用者に、同じ薬なら、”便利”で”安価”なサービスの方が良いと切り替えられないように、これからオンラインで様々な新しい医薬品供給サービス会社が登場してくるので、先んじて今の内から何らかの策を講じておかねばならないということだ。
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