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薬局DXニュース解説

2023.06.15

医療における情報共有のDX

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患者の搬送先がなかなか決まらない「救急搬送困難事案」を防ぐため、救急隊がスマートフォンやタブレット端末を使って救急患者の容体などの情報を医療機関と共有する取り組みが広がっている。

救急搬送困難事案をスマホで改善 患者の容体を詳しく入力 病院へ一斉送信
東京新聞の記事の通りで、緊急事態での情報の伝達は正確なものでなければならないことは十分に理解しています。患者の容体を伝える方法は電話なのかデータなのかというと難しいのですが、受け入れ先が未確定の場合は文字データまたは画像データ。確定後は音声のやりとりが的確なものと想像します。

一方薬局ではどうでしょう?やや緊急性が高い疑義照会ですがほぼ電話(一部FAX)が用いられます。
共通媒体 処方箋 医薬品の添付文書
個別媒体 電子カルテ 電子薬歴 お薬手帳
薬の交付を待っている患者さんのための最適解を求めて処方箋に関する疑義を解決する役割が私たち薬剤師にはあるのですが、薬剤師の想像する回答がすべて得られるわけではありませんね。

話を戻すと、薬剤師的に気になるのは患者の服用中の薬の判別やその情報かと思います。残念ながらマイナンバーカードは持っていても情報を引き出すためのしくみがまだ出来ていません。お薬手帳もいつも持ち歩いている人は少ないでしょう。今はいざという時にすぐ展開できる情報についても考えるタイミングではないかと思います。
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