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薬局DXニュース解説

2023.02.20

薬剤師による薬剤塗布、薬局における穿刺器具を用いた採血~裁量拡大なるか?

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薬剤師による薬剤塗布や採血、患者団体から前向き意見

薬剤師による薬剤塗布や採血、患者団体から前向き意見
~規制改革WGヒアリング
PHARMACY NEWSBREAKの記事より

薬局DX(Digital Transformation)が向かうべき方向は、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させることであるが、そのためには同時に薬剤師のWX(Workstyle Transformation)も考えながら変化していくことが重要だ。

この記事は内閣府の規制改革推進会議「医療・介護・感染症対策ワーキンググループ」がヒアリングした患者団体が、研修の実施など一定の条件下であれば、点滴交換、在宅患者の褥瘡への薬剤塗布や薬局での穿刺器具を用いた採血などを認めるように前向きな考えを示したというもので、穿刺器具を用いた採血については、患者自身が自己穿刺をしているものであれば、清潔とプライバシーが確保された環境下であれば行ってもよいのではないかというものである。

薬局の現場では処方箋調剤からの脱却が喫緊の課題であるある以上、現行の裁量の範囲で活動範囲を広げることには限界があるので、新たなる裁量の拡大は重要なテーマである。まだヒアリングの段階ではあるが、今回の薬剤塗布や穿刺器具を用いた採血が可能になれば、薬局機能拡大への大きな足掛かりとなるだとう。

ただし一方では訪看STの薬剤拡充が看護師職能の拡大の一つとして盛り込まれたように、タスクシフトは裁量を獲得するという意味だけではなく、同時にシフトさせていく裁量も覚悟のうえで話を進めていく必要がある。

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