明治安田生命が加入者にBodygramのAI身体測定、健康ならキャッシュバック対象に
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/14600/?ST=ch_digitalhealth
日経クロステックさんからの記事です。
医療・健康という領域には、問題山積だからこそ、
新しい業界や企業体・テクノロジーが参入して貢献できる余地が大きい。
このニュースがそうで、医療×保険業界×テクノロジーを地で行っていますよね。
個人的に薬剤師バリューを調べ始めた5-6年ほど前からすぐに感じたことがあって、
実はそれが「薬局」×「保険会社」でした。
なぜか?
薬剤師バリューを分解すると、「臨床バリュー」と「経済バリュー」大別されます。
薬剤師が介入することで、臨床成績が向上し、結果として生涯医療費が抑制される。
このような研究はグローバルに見ると、いまではかなりの数の論文で示されているわけですから、「保険会社」との相性が悪いわけがない。
この記事の後半に、センサーで血糖変動を可視化するサービスも保険会社の新しいメニューに加えられたとあります。特に糖尿病や高血圧患者への薬局薬剤師介入ならグローバルはおろか、日本でも京大SPHの岡田浩先生が以前行われたCOMPASS研究*でも明らかなように、薬局薬剤師によって良いアウトカムが出し易い領域でしょう。
私にはなぜ、薬局団体と保険会社が未だに組んでいないのか?が不思議です。
作っちゃえば良いんですよね?「かかりつけ薬剤師特約」とか。
どこが早く作ってくれるか楽しみにしています!
それとも私が知らないだけなのかな。
もちろん、薬局団体側からのアプローチもあって然るべきだと思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/142/3/142_21-00174-2/_pdf
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