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薬局DXニュース解説

2023.01.30

地域の医療資源の確保のためのDXの一事例

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【青森】慢性的な医師不足に悩まされている東北で、オンライン診療の導入が進んでいる。都市部の病院とへき地をオンラインで結ぶことで、医師と患者双方の移動にかかる負担の軽減が期待される。

医師不足の東北、広がるオンライン診療 医師と患者双方の負担軽減:朝日新聞デジタル
オンライン医療は利便性を享受できる一定のITリテラシーの高い方にはマッチしていますが、そうでない人も大多数いるかと思っています。この記事の事例は医療者の偏在による地域医療の格差解消に役立つような印象ではありますが、では医薬品をどうする?の視点が不足していますね。

おそらくこの問題は岐阜薬科大学を中心とするモバイルファーマシーの活用で一部解決策があるかと思いますが、導入コストやランニングコストが医療継続に与える影響も考えるとまだ課題は多いかと思います。モバイルファーマシーを使って医師・看護師も同行して巡回診療ということもできますが、これもメンバーの選定などいろいろ検討事項もあるようです。

私なりのイメージですが地方と都心部でのDXの役割は異なっていて
1 医療資源の確保が難しい地域での医療展開(臨時診療施設設置)にオンライン診療や電子処方箋やオンライン資格確認をセットで対応することで受診機会の確保を実現する
2 都心部など受診機会は豊富だが、重複する検査・投薬の適正化のため

薬局を公共財という視点から地域での存在感を出していく価値はあるようですね。
岐阜薬科大学の実証実験

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