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薬局DXニュース解説

2024.07.08

オンライン診療時代の処方薬の受け取り方~地域薬局も今から工夫が必要!

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セブン-イレブン・ジャパンはオンライン診療のアプリと、店置き宅配ロッカーのサービスを組み合わせ、首都圏1000店超で処方薬を受け取れるようにする方針だ。

セブン1000店で処方薬受け取り ネット診療、最短当日
日経の記事より

セブン-イレブン・ジャパンが首都圏の1000店超で処方薬を受け取れるようにするという記事だ。

処方薬の受け取り方法は、オンライン診療から処方まで可能なアプリ「SOKUYAKU」と、店に置く宅配ロッカー「PUDOステーション」のサービスを組み合わせて、薬局から各店に薬を配送(配送料無料)し、利用者は最短で診療当日に受け取れるということで、オンライン診療で処方された薬を身近なセブンで受け取れるようになるという仕組みだ。

処方薬の受け取りサービスは、既にファミリーマートが首都圏の約4500店で実施、またローソンもクオールホールディングスと連携し、調剤を併設した数十店舗で行われている。

ただ課題として考えられるのは、地域は首都圏に限定されるものの、対応する店舗が2万店を超す国内セブンの5%ほどしかないということと、かつてアインホールディングスの薬局とくすりの窓口が連携し、店内に処方箋受付機を置いて薬の受け取りをできるサービスの実証実験を行った際、最大でも数十店にとどまったことだ。

今後は店頭での手渡しも検討しているということだが、今回の取り組みがキラーコンテンツにはならないかもしれないが、今後もトライアンドエラーを繰り返し、このような仕組みが時間をかけて一定のシェアを獲得していくことは十分ありえることだ。

そうなる前に地域薬局も何らかの工夫を行い、地域のクリニックのオンライン診療の薬≒電子処方箋は当薬局へ!というアピールを今すぐにでも始めておくべきだ。
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