動物病院にも医薬分業、獣医は診療に専念 | PHARMACY NEWSBREAK(ファーマシーニュースブレイク) - 薬局・薬剤師のためのニュースメディア
PHARMACY NEWSBREAKの記事より
薬機法第四九条では、処方箋の交付は医師、歯科医師又は獣医師による(筆者略)とあるが、今まで獣医師からの処方箋を受け付けるということを考えたことがある薬局開設者はどれほどいただろうか。
記事によると動物向けの調剤に特化した薬局が、動物病院からオンラインで受けた調剤指示書(処方箋)に基づき、ペットの飼い主宅に薬を最短翌日には郵送するという仕組みを構築し、動物病院業界で院外処方の普及を目指しているということだ。
動物病院は現在約12,000軒あり、獣医師1人で運営する動物病院が約6割と言われている中、粉砕や分割といった加工が多い動物病院で院外処方せんが発行されるようになると、獣医師の労務軽減だけではなく、薬剤師の関与による質の向上も期待されることになるだろう。
早速知人の獣医師に実情を聞いてみると、基本的に自由診療の世界で薬がもたらす利益は大きいので、多くの獣医師は薬を手放さないのではないかという否定的な感想が返ってきたが、負担に感じている獣医師もいるであろうから、もしも近くに動物病院があったら訪ねてみるのもいいかもしれない。
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