AI献立アプリ「おいしい健康」管理栄養士によるパーソナル食事相談サービスを開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000043855.html
株式会社おいしい健康さんのプレスリリースからです。
まずこの記事をみて意識が向くその先は、〝AI〟であろうと思われます。
実際、記事のラストの企業概要欄には『株式会社おいしい健康は、AI やビッグデータ、最新の栄養科学によって「食事で病気の無い世をつくりだす」データニュートリション・カンパニーです。』とあります。
要するに、同社が生み出すサービスの価値は、栄養科学の知見をAIやビッグデータといった〝DX〟を用いて提供する仕組みが生み出す構造だということでしょう。
この考え方を他の業種に当てはめて考えれば、自施設(或いは自社)の得意な知見Xに〝DX〟を掛け合わせることで、色々と生まれてきそうです。
ただ、こうして生み出される新規サービスが成功(或いは普及)するのにもう一押し、何が必要なのか?を考えてみると、そこには〝行動変容まで含んだパッケージ〟が浮かび上がってきます。
この記事で紹介されているサービスでいうと、利用者個別の事情を鑑みてAIが提案する〝カスタマイズ性〟に留まらず、献立という〝調理提案〟にまで落とし込むことで、より具体的な〝行動〟を促す点が大切だと思います。
「ほうれん草を摂取しよう」よりも、「こどもも喜んで食べる、ほうれん草とベーコンのソテーの作り方」の方が、〝よし、作ってみよう!〟と思わせる可能性が、きっと高くなりますよね。
テクノロジーの塊のようなイメージを持ちがちな〝DX〟も、その普及にはやはり利用者という〝人〟を見つめる作業が大切なのではないでしょうか。
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