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薬局DXニュース解説

2024.03.04

新たなる薬局機能情報「G-MIS」を侮るなかれ

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令和6年度改定では各種施設基準などに「薬局内掲示」「WEB掲示」が求められるが、WEB掲示は自社ホームページを指すのかどうか?

【令和6年度調剤報酬改定】地域支援体制加算で夜間・休日の「周知」要件に/1つの手法は地域薬剤師会が中心となったリスト化
こちらはドラビズon-lineの記事です。
https://www.dgs-on-line.com/articles/2464
地域支援体制加算で夜間・休日の「周知」要件に/1つの手法は地域薬剤師会が中心となったリスト化

報酬改定だけでなく医療DXや規制改革と時代の大きな変化を感じています。
新しい変化として薬局機能情報が「G-MIS」(医療機関情報支援システム)での入力に変わったことです。

これまでの薬局機能情報は都道府県ごとでことなり、地域によっては「非常に見ずらい」、「検索しずらい」、「古臭い」の3拍子揃ったシステムといえます。そして掲載されている情報も統一感がなく、機能していないと言わざる得なかったように思います。

新しいシステムの入力を確認しましたが、「基本的機能」「健康サポート」「薬局認定制度」「地域支援体制加算」と様々な要素を集約した情報システムになっているように感じました。

入力項目数は100を超えるのではないでしょうか。

さて、令和6年度改定では各種施設基準などに「薬局内掲示」「WEB掲示」が求められますが、WEB掲示は自社ホームページを指すのかどうか課題に挙げられています。

私個人としては、「薬局機能情報への掲載でも可とする」ことになるのでは考えています。そうでなければ、このシステムの価値が大きく減少します。

※これまでの中医協等の議論でも「周知=医療・薬局機能情報」で話が進められています。

医療DXという時代に「ホームページがない」ということをどう考えるかはありますが、医科でも同様に「WEB掲示」が求められいる項目が多数あります。

「ホームページを作りましょう」と厚労省が誘導するのもお角違いですし、「ホームページ必須」とするには抵抗勢力が余りにも大きいような気がしています。

そんな位置付けになりそうな「G-MIS」ですが、きちんと内容を把握し記載することが重要と考えています。
なぜなら、地域支援体制加算の要件に関する項目が多く含まれているからです。
これまでの傾向から施設基準に対し、届出を必須とする項目は多くはありません。
「薬局機能情報の〇〇を〇〇とすることで可能」といった形式的なものが多くあります。

提出を求めないものは、掲載されている薬局機能情報を基にチェックする可能性は大いにあるということです。
だから注意して入力しましょう!ということではないですが、薬局は社会インフラです。求められているものに対して、きちんと回答をしましょう、ということです。
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