トライアルHDと九大病院、購買データの健康管理で連携
福岡市に本拠を置く小売大手、トライアルホールディングス(HD)と九州大学病院が、購買データと医療データを組み合わせる新たな健康管理の取り組みを始めたという記事が出ました。
この取り組みは「ライフケアテックコンソーシアム」と名付けられ、アサヒグループジャパンや日本ハムなど20社も参加する大規模な取り組みになります。
このコンソーシアムでは、トライアルHDの店舗で得られた購買データと九大病院のカルテデータを組み合わせ、食事や生活スタイルと生活習慣病との関連性を検証するとのことです。データは匿名加工を施し、個人が特定できない形で利用されるため、プライバシーの保護もしっかりと考慮されています。
この取り組みにより、生活習慣病の予防や健康維持に配慮した商品開発が期待され、消費者の食事や生活スタイルの傾向を反映した商品提供により、より健康的な生活をサポートすることが可能になります。
医療と小売の連携によるこの新しい健康管理の試みは、これからの予防医療の新たな可能性を示しています。データの活用により、消費者一人ひとりの健康管理に役立てることで、より健康的な社会の実現に貢献されることに期待していきたいと思います。
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