2023年度から母子健康手帳の内容が変更に。11年ぶりに改正した理由は?【厚生労働省担当者に聞く】
記事内にもありますが、「母子」というワードも突っ込みどころで「親子手帳」への変更も議論されたようですが、名称の変更は見送られたようです。また子供を育てる役割って、必ずしも「父親」と「母親」という事でもない時代であるという事で、手帳の内容には「保護者」という言葉を使っています。
手帳の様式も日本語だけでなく、多言語対応になったというのも今回の改定の大きな変更点のようです。日本の医療事情特に健診制度、法定ワクチン接種なども私たち医療者ですら完璧に覚えていないので、手帳に記載のワクチンスケジュールや成長曲線も大いに参考になると思います。
話は変わりますが、乳幼児対象のお薬手帳の重要性も何かのタイミングで薬剤師が関わるチャンスでもあって、体重の記載はもちろんですが、シロップやこなぐすりの飲ませ方の工夫や、坐薬・点眼薬の使用方法などは別途説明が書いてあると便利なんだろうと思います。そちらも日本語記載だけでなく多言語対応になるともっと感謝される薬局になるのではないかと想像します。
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