こちらは厚生労働省YouTubeの内容です。
https://www.youtube.com/watch?v=rtOrEu0inoU
電子処方箋 薬局向け説明会「オンライン資格確認の次は電子処方箋~いま、進めよう~」
情報の発信が容易になったことで、厚労省からのアナウンスもよく動画で配信されるようになりました。
皆さんは、3月に行われた「電子処方箋」に関する導入推進の動画をご覧になられましたか?
あまり周知がされていないのか、数日たっても7000回視聴と、薬局および関係者の数に比べると非常に少ない視聴数に感じます。
医療DXに関する動画はこのほかにもいくつか上がっていますが、なぜこんなにも厚労省が頑張っているのかというと、やはり「進み方がイマイチ」だからに尽きるのではないでしょうか。それだけどうすれば普及するのか必死のように感じます。
診療・調剤報酬上の取扱いはさておき、電子処方箋が普及するのかというと、やはり「難しい」ように思います。
これまでも電子処方箋に関する記事は書いてきましたが、この「電子処方箋システム」の導入の一番のメリットは「電子処方箋の発行」ではないからです。
だからこそ、「電子処方箋の発行・調剤」を主軸に話を進めると、あまりメリットを感じられません。
では、どうすればいいのか。それは「電子処方箋管理サービス」を活用した「リアルタイムデータ」を活用するということではないでしょうか。
「昨日の保険調剤の情報が、明日には全て共有できるようになる」
薬の情報を満たれたくない、見せるとほしい薬が貰えなくなる・・・・などと言った声も聞こえますが、それは本来の医療でも保険調剤でもないわけです。
今回の動画でも「電子処方箋管理サービス」について触れてはいますが、おまけ程度であり、やはり大事なのは「電子処方箋」として伝えられています。なぜそこまでして、「紙を失くす」ことにこだわるのでしょうか。
どうしても文句ばかりになってしまいますが、本丸厚労省が目的(ゴール)を誤ってしまうと、進むものも進まなくなってしまいます。この軌道修正は一体どこで行われるのでしょうか。
「2030年、医療DXの構築」までの道は、険しいのか間違いだらけなのか・・・・。
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