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トップ・開発者インタビュー

2024.12.03

真に使いやすい現場目線のシステムで、薬剤師の「あるべき姿」を守りたい~株式会社ソラミチシステム 田浦貴大代表インタビュー

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薬局DXを牽引する主要ベンダー企業のトップにインタビューし、経営理念、製品・サービスの魅力、開発姿勢などに迫る本企画。今回は、株式会社ソラミチシステムで代表取締役を務める田浦貴大氏にお話を伺います。

田浦 貴大(たうら・たかひろ)
株式会社ソラミチシステム 代表取締役
福岡大学卒業後、社員教育コンサル会社に入社し、3年でトップセールスとなり独立。医療系システム会社の営業コンサルタントとして、エリア管理・新卒採用・新卒研修などを担当し、延べ1000名以上の薬剤師と関わる。2018年に株式会社ソラミチシステムを設立し、代表取締役に就任。クラウド電子薬歴システムの提供を開始し、1年強で700件を超える薬局に導入。日本の医療プラットフォーム構築を目指し、薬局向けシステムを展開している。

効率化でかなえる「ハートフルな医療」とは?

――まずは、貴社設立の経緯をお聞かせください。

15年ほど前からレセプトコンピュータや電子薬歴システムを開発・販売する事業に携わっていたので、私自身も調剤薬局に入り浸りながら働いてきました。その時に気付いたのが、現場には機械が苦手な中高年層の薬剤師も多く活躍しているということ。どんなに高機能なシステムを開発しても「分からない」「新しく覚え直すのが面倒」といった理由で使われない現実を目の当たりにして、よいシステムを作れば売れるわけではないことを実感しました。「現場の薬剤師が喜んで使ってくれるシステムを作り、業務効率化につなげたい」という思いから、これまでにないクラウドでの電子薬歴システムの開発を考え始めるように。賛同してくれる方も徐々に現れ、2018年に株式会社ソラミチシステムを設立しました。

――貴社の特徴や経営ビジョンについて教えていただけますか。

薬剤師だけでなく、その向こうにいる患者さんまでを見据えています。調剤薬局をはじめとする医療現場では、心ある医療従事者ほど一人ひとりに寄り添おうとして時間が取られ、疲弊してしまうという現実も見てきました。「医療をもっと効率化して、ハートフルなものにしたい」というのが私たちの目指すところです。「医療の効率化」と「ハートフルな医療」は相反するイメージかもしれませんが、記録などに費やしていた時間を患者さんとの対話に充てられれば、もっと相手を思いやりながら医療が提供できると思うのです。さらに、薬剤師が患者さんにしっかりと向き合って信頼関係を構築できれば、これまで通院や服薬が続かなかった方に行動変容を起こせるかもしれない。こうして病気の進行や合併症を防ぐ「予防医療」の推進も、当社が掲げる大切なビジョンの一つです。
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「薬剤師の意識をも変えられる電子薬歴システム~主力製品であるクラウド電子薬歴「CARADA 電子薬歴 Solamichi」の魅力~」
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