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薬局DXニュース解説

2023.12.27

2023年からこれからの薬局を考える 調剤報酬とDX

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――令和6年度調剤報酬改定は「2025年患者のための薬局ビジョン」に向けた最後の改定。「対物業務」に対して、「どうやって取り組んでもらうのか」にポイントが置かれると予想しています。私が注目するのはその先にある「令和8年度調剤報酬改定」です――

1年間を通し、医療DXや調剤報酬に関する記事を書いてきました。
私個人の考えとしてはデジタルツールは文字通り「ツール」なので、時代の変化に合わせてどう活用するのかであり、能動的というよりは受動的に考えています。保険調剤は公的医療制度であり、「0」か「1」かみたいな話ではないと思っています。

しかしながら、報酬も「対物から対人へ」と言われる中、いわゆる「作業」を機械化し、「ヒト」ならではの業務に注力していくとう方向性の中で、どう効率化を進めていくのかという視点は大事だと考えています。

日本の薬局薬剤師の業務と、世界の薬剤師の業務は大きく異なります。海外で見られる「箱出し」は顕著な違いです。

令和4年度改定では「調剤料」から「調剤管理料」に新設されましたが、「調剤行為」に対する報酬設定は世界的にも珍しいのではないでしょうか。(この報酬が高いゆえに、対人業務が進まないとも言えます)

調剤報酬改定への注目は高まりますが、業界の変化として「規制改革」の動きは注目しなくてはいけません。

薬剤師にとって必要と思う業務や体制でも、外部の方から見たら「非効率」「不必要」と思われる行為がいま見直しされようとしています。そこに内閣も賛同し、議論よりもさきに「規制改革実施計画」に盛り込まれるという事態が起きています。すなわち、「改革を行う」というメッセージです。

令和6年度調剤報酬改定は「2025年患者のための薬局ビジョン」に向けた最後の改定です。
「対物業務」に対して、「どうやって取り組んでもらうのか」にポイントが置かれると予想しています。

私が注目するのはその先にある「令和8年度調剤報酬改定」です。
患者のための薬局ビジョンが終了し、どのような成果が得られたのか。その内容如何では、令和8年度改定から薬局は厳しい適正化と効率化の時代を迎えるかもしれません。

いまある制度や業務、報酬を否定する気はありません。大事なことは時代の変化に敏感になり、すこしづつ業務を変えていくことだと思います。

令和6年度の改定の始まりと共に、令和8年度に向けたカウントダウンが始まります。
皆さんと一緒に、薬局の必要性、薬局薬剤師の職能について来年も考えていきたいと思います。
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