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薬局DXニュース解説

2023.04.17

ブロックチェーンで薬の供給不安を無くしちゃえ!

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日本IBMが医薬品の流通経路を可視化する検証開始、ブロックチェーン技術を活用
日本IBMが医薬品の流通経路を可視化する検証開始、ブロックチェーン技術を活用
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/14912/?ST=ch_digitalhealth

日経クロステックさんの記事からです。


あ、思わずタイトルで私の本音が出てしましました(笑)

ブロックチェーンと聞くと、浮き沈みが激しく毀誉褒貶なビットコインイメージから、
何やらいかがわしいと感じる方もいらっしゃるようです。

が、その本質は改竄が限りなく不可能な「デジタル台帳」みたいなもの。
一旦、取引データを記録したデジタル台帳に、ハッシュ関数のタグを仕込んで
少しでも異常な行為が生じると、即座に 「御用!」となる優れた技術だと思います。

医薬品に置き換えて考えると海外なら偽薬対策などに力を発揮するのでしょうが、
日本の医薬品流通上だと、むしろ記事中に図で示されているような「医薬品プラットフォーム」で
一元的にフォロー・管理すること自体に、もっと大きな意義がある気がします。

製造サイドの不祥事に始まって、コロナ禍も後押しした感のある
医薬品の供給不足問題を大きく和らげる可能性があると思えるからです。

なぜなら、供給不足が生じたら人間心理としては出来るだけ溜め込みたくなるもの。
医薬品が「ある所にはある」「ない所にはない」偏りが生まれるのは防ぎようがない。

これを解決するには日本全国の医療施設全件の医薬品在庫を一元管理できる俯瞰システムを構築するしかない。それこそ診療科目や消費実績・推移などと照らし合わせて、それこそAIが最適配分を行えば良いですよね。

この記事の実験にはブロックチェーンそのものよりも、そうした大きく俯瞰した公共便益の可能性を感じた理由です。

その公共便益を下支えするひとつの技術としてブロックチェーンが使われる。そう考えればワクワクしませんか?

現実的な課題としては、ビットコインと違って医薬品は「モノ」なので、どのような手段で「デジタルデータ」と紐づけるかでしょうか。本当にきめ細かく「調剤」レベルまで落とし込むのであれば、「箱」単位ではなく、「錠」単位まで管理するのか?

そうなれば、やはり何らかの「個体認証技術」の登場、なのかも知れませんね。
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